日本語翻訳した『コピーフェイス~消された私~』
コピーフェイスの原作本ネタバレ結末を一挙大公開!
12月23日(金)に放送されるコピーフェイス6話最終回!
最終回ドラマ10の結末も大胆予想しながら
原作との違いをまとめてみました。
まずは原作者サンドラ・ブラウンさんをご紹介しますね♪
コピーフェイス原作者 サンドラ・ブラウンさんってどんな人?
サンドラ・ブラウンさんのプロフィール経歴
ウキペディア引用
◆生年月日:1948年3月12日(68歳)
◆出身地:アメリカのテキサス州ウェーコ
◆別名義:レイチェル・ライアン、ローラ・ジョーダン、エリン・セント・クレア
ドラマ「コピーフェイス」の原作者であるサンドラ・ブラウンさんは
大学時代に知り合った元ニュースキャスターのマイケル・ブラウンと結婚。
結婚後、テレビ局のリポーターや天気予報キャスター
ダラスでのモデル活動の後、旦那さんの勧めで
1981年から小説家の第一歩を踏み出しました。
9年後の1990年代にベストセラー作家の仲間入りを果たし
サスペンスの女王の異名をとる大御所作家です。
そんなサンドラ・ブラウンさんの100に近い作品数から
人気ランキングに基ずく代表作を掲載しておきますね。
【サンドラ・ブラウンさん 代表作】
◆コピーフェイス: 消された私 (新潮文庫)
◆死者は眠らず (講談社文庫)
◆私でない私 (新潮文庫)
◆殺人者は隣で眠る (集英社文庫)
◆最後の銃弾 (集英社文庫)
◆さまよう記憶 (集英社文庫)
◆死線の向こうに (集英社文庫)
◆火焔 (集英社文庫)
◆謎の女を探して (集英社文庫)
◆真夏のデイドリーム (MIRA文庫)
サンドラブラウン 原作 コピーフェイス登場人物の紹介
原作とドラマを比較して想像しやすいように
()の部分にドラマでの人物名を記載しております。
エイブリー・ダニエルズ(広沢和花)
KTEXテレビのリポーター。
墜落した三九八便で死亡したキャロルと
席を替わったために夫人に間違えられてしまう。
キャロルの娘マンディを抱いて非常口から逃亡!
その後、病院で目が覚め、集中治療室にいた頃
テートを暗殺しようとする黒幕から計画を聞かされる。
テートに自分の正体と暗殺計画を伝えるにも
全身大怪我をして声が出せなかた為に真実を告げる機会を失う。
そのまま形成外科医の権威ソーヤー博士によって
キャロルのコピーフェイスになってしまう。
ラトレッジ家に入ってからも
テートを愛するがゆえにマンディにも優しく接して
最後までテートを暗殺者から守ろうとする。
キャロル・ラトレッジ(朝倉芙有子)
テート・ラトレッジの妻で暗殺を実行する黒幕の共犯者。
テートとの結婚前から黒幕にコーチを受けて妻に収まった。
結婚後はマンディを虐待したり妊娠中絶を行い
兄弟仲を引き裂く為に兄のジャックまでも誘惑。
悪妻の限りを尽くし、テートを破滅に導こうとしていたが
不運にも三九八便の墜落事故で命を落としてしまう。
テート・ラトレッジ(朝倉柊二)
ネルソンとジーの息子でキャロルの夫。
容姿端麗で頭脳明晰として非の打ち所がなく
デッカーへの対抗馬として上院議員に立候補する。
キャロルと入れ替わったエイブリーに疑念を抱きながらも
人格が変わったかのように娘のマンディを愛おしく思い
献身的に尽くしてくれるエイブリーに惹かれていく。
セネラル・モーターズ組立工場での選挙運動の際
何者かにビールビンを投げつけられ頭部を負傷する。
当選日に命を狙われるが
間一髪のところでエイブリーに救われる。
マンディ・ラトレッジ(朝倉由麻)
テートとキャロルの一人娘。
キャロルと一緒に三九八便で
飛行機事故に遭遇するが
エイブリーに抱きかかえられ生還する。
飛行機事故により母親に救出されたという
記憶を失い幾度となく悪夢にうなされる。
児童心理学者ウェブスター博士の診断を受け
エイブリーとテートの献身的な愛情から記憶を取り戻す。
ジャック・ラトレッジ(朝倉洋人)
ネルソンとジーの息子でテートの兄。
テートと一緒に法律事務所を共同経営して
選挙運動では良き助言者でもある。
妻ドロシー・レイと結婚し一人娘ファンシーがいる。
結婚後にキャロルから誘惑されたことが原因で
夫婦仲が疎遠になり6カ月間家出していたことがある。
原作とドラマ『コピーフェイス』では
キャロル(芙有子)の浮気相手として
兄弟の立場が逆になっています。
ネルソン・ラトレッジ(朝倉弘明)
ジャックとテートの父。
テートを上院議員に当選させるために
選挙参謀としてエディを雇った。
元空軍の大佐でFBI局員の
ブライアンとは軍人の頃からの親友。
軍人を引退後、牧場を経営している。
ジー・ラトレッジ(朝倉佐枝子)
ジャックとテートの母親。なぜかネルソンには逆らえない。
テートと結婚し不幸に導くキャロルを嫌い
私立探偵を雇ってキャロルに秘められた過去を洗い出し
切り札としての秘密書類を大事に保管。
原作ではキャロル(芙有子)を嫌っているが
ドラマでは人格が変わった芙有子(和花)を応援している。
アイリッシュ・マッケイブ
エイブリーの父・クリフの親友で母ローズマリーをひそかに愛していた。
写真家だったクリフが、戦争取材中に死亡し
何週間もしないうちにローズマリーも後を追うように死去。
当時17歳だったエイブリーを引き取って以来、父親代わりになっている。
テートを暗殺しようとする実行犯に拳銃で狙われるが
持病の心臓発作が起こり九死に一生を得る。
ドラマに登場する橘がアイリッシュに近い人物ですが
エイブリー(和花)の上司という立場意外は違ってますね。
ヴァン・ラブジョイ
KTEXテレビのカメラマンでアイリッシュとエイブリーの仲間。
エイブリーの計画に加わり、アイリッシュに命じられて警護し
過去のビデオ映像からテートを暗殺しようとする実行犯の正体を掴むが
エイブリーに報告する前に拳銃で殺害されてしまう。
ドロシー・レイ
ジャック・ラトレッジの妻でファンシーの母。
二度の流産という悲痛な経験と
キャロルに誘惑されたジャックが
浮気してると思い込み、夫婦仲が悪化。
何年もアルコールに依存し中毒になるが
エイブリーからたしなめられ諭されたことから
もう一度ジャックと向き合うようになる。
ファンシー
ジャックとドロシーの一人娘。
両親の夫婦仲の悪さから
素行の悪い不良少女になってしまう。
愛情不足のまま育った為に
誰とでもすぐに寝るようになり
テートの選挙参謀エディを誘惑して関係を持つ。
その後、エディに愛がないと知り、自暴自棄になってしまうが
エイブリーに諭された母ドロシーから愛情を受けて改心していく。
エディ・パスカル
テートの大学時代のルームメイトで
ネルソンがテキサスに連れてきて選挙参謀として雇った。
ベトナムの退役軍人で、戦争時に飛行機事故を起こし
同じパイロットだったテートに救出されている。
ブライアン・テート
ネルソンの親友で
軍人時代は腕のいい戦闘機パイロット。
ネルソンより2~3カ月前に韓国から帰国。
その後、危険な任務で墜落事故を起こし
死亡したとされていたが、FBI局員として生きていた。
ことごとくテートの遊説ツアーに出現。
シルバーグレーの男として
エイブリーから警戒され殺し屋に間違われていた。
今のところドラマでライアンを思わせる人物は登場してないが
結末が原作に近いなら最終回には出て来る可能性がある。
サンドラブラウン 原作 コピーフェイスのネタバレと結末は?
テートがドアを開けると警官に連れられたファンシーが立っていた。
武装した警官はテートにファンシーをスピード違反と
酒酔い運転で捕まえたと告げたうえ、免許証から判明した
親戚だという確認をするため連れて来たと答えた。
内密にするにはいくらかかると尋ねるテート。
しかし警官はヒューストンで警官の立場として
演説してくれたので相棒と二人で考えたお礼だと答える。
テートが丁重に礼を述べると二人の警官は姿を消した。
エイブリーはファンシーにどこへ行ってたのと問い掛け
ファンシーは居合わせたエディの顏を見るながら
ダンスをして楽しかったと答えた。
その瞬間、エディは声を荒げながら
ファンシーの頬にバックハンドを食らわす。
ファンシーの唇は腫れあがり、血が滴っていた。
エディはファンシーにのしかかりながら
選挙運動が台無しになっていたかもしれないと声を荒げる。
テートはエディの襟首を掴み、力を入れて突き飛ばしてしまい
怒りのおさまらないエディはテートに飛びかかった。
エイブリーが間に割って入り、中断させる。
テートはファンシーの頬に軽く触れながら
エディに二度とああいうことはしないで欲しいと告げた。
そのうえでテートはエディに対し
『あの娘と寝るのはやめてくれないか』と言い放つ。
エイブリーとファンシーは
テートが知っているとは思わなかったため
びっくりして黙り込んでしまう。
『みんな、頭を冷やす時間がいるね』と言い残しエディは出ていく。
エイブリーはファンシーを部屋に連れて行き
エディに対して自暴自棄になるファンシーに優しく接する。
ファンシーはエイブリーに自分がエディに気があるから
私を言いくるめて別れさせたいんでしょうと
エイブリーを疑い素直じゃない言葉を言い放つ。
エイブリーは尋ねる。『ほんとうにそう信じてるの?』
ファンシーは長い間エイブリーを見つめていたが
『叔母さんもテート叔父さんもお互いを愛してるわ』。
『あんなふうにあたしを愛してくれる人、なぜいないの?
どうせ、あたしは誰からも注目されないんだわ』と弱音を吐き続けた。
エイブリーはファンシーを抱き寄せながら
過去の過ちを償おうとしている母のドロシーに
チャンスを与えてあげたらどうかと言い聞かせる。
ファンシーも『ママの気持がおさまるんなら』と答え
エイブリーはダイアルを回してドロシーを呼び寄せた。
一分もたたないうちにドロシーがやって来る。
ファンシーは自分の顏を見て心配しながら
優しく手を差し伸べてくれるドロシーを見つめた。
そして涙を流しながら、か細い声で「ママ?」と呟く。
二、三分後、エイブリーはドロシーと
ファンシーが抱き合って泣いていたという
すばらしい結果をテートに報告していた。
テートは理性を失いファンシーに暴力を振るった
エディの話しをエイブリーに切り出す。
エイブリーはエディが当選させるために
必死だから爆発してしまったと言うが
テートは信じられないというように首を振った。
そんなやり取りの中、エイブリーとテートは
寝室で寝ていたマンディの異変に気付き二人で突進する。
マンディは全身汗まみれになりながら
唇を震わして泣きわめいていた。
『ママ!ママ!』とマンディが続けざまに叫ぶ。
エイブリーはマンディに手を差し伸べるが
テートは見守ってやらなきゃいけないと言って首を横に振る。
二人はしばらくの間、マンディの潜在意識が
悲惨な飛行機事故を再体験するさまを見守っていた。
マンディは悪夢と闘いながら
『ママが助けてくれた』と言って目を覚ます。
次第に目の焦点が合ってくるマンディ。
マンディが最初に飛び込んだのは
エイブリーの方だった。
マンディは言う。『ママ、助けてくれたのね』
エイブリーはマンディをしっかり抱きしめ
とても愛しくなった娘の病気を治してくれたことを
心の中で神様に感謝していた。
マンディは床にぺたんと座り込み『アイスクリーム』をねだる。
テートは娘を抱き上げて高い高いをしてあげ
マンディはキャーキャー言って大喜びした。
アイスクリームを食べ終わったマンディは
眠たくてなりテートとエイブリーに見守られ
幸せそうな顏でスヤスヤと寝てしまう。
ウェブスター博士の説が正しければ
マンディの眠りは二度と妨げられないだろう.....。
部屋を出る時そう思ったエイブリーは
思わず泣き出してしまう。
テートはあの子はもう大丈夫だと言いながら
エイブリーの頭にキスをしてなぜ泣くんだと問い掛ける。
『疲れちゃった』と笑いながら打ち明けるエイブリー。
エイブリーは今日の一日がまるで二十年みたいに長かったと答え
熱いお風呂に入ると言ってバスルームに向かった。
三十分してバスルームから出て来たエイブリーの肌は露に濡れ
背後からの明かりに照らされてナイトガウンから透かして
浮かび上がる彼女の身体はテートを欲情させた。
テートはエイブリーに『疲れてる?』と問いかける。
エイブリーはかすれた声で言う。
『疲れてないわ。眠る以外のことをあなたが考えてるのなら』
テートはエイブリーに歩み寄りながら言った。
『僕が考えてるのは。奥さんと愛し合うことさ』
テートはエイブリーをベッドに導き
燃えるような熱い口づけをしながらエイブリーに囁く。
『きみをもう一度愛せるとは思っていなかった。』
テートはエイブリーを抱きながら続けるーー。
『でも、マンディやぼくによくしてくれるきみを
これまで以上に愛さずにはいられない』
二人は静寂の夜、何度も愛し合った後、深い眠りに落ちた。
早朝に出発することになっていたので
エイブリーはテートより先に目を覚まし
シャワーを浴びるためにバスルームに向かった。
しばらくするとシャワーカーテンが開き
テートがいっしょに浴びたいと言って入って来る。
ぶるぶる震えるエイブリーに
『キャロルどうしたんだい?』と尋ねるテート。
テートはまずかった理由を探りながら視線を下ろし
エイブリーの盲腸手術跡に目を止める。
なぜならキャロルは盲腸の手術をしたことがなかったからだ。
テートは言った。『きみはキャロルじゃない!』
更にテートはエイブリーのあごの下を締め上げ
『きみはいったい何者だ?ぼくの妻はどこへ行った
きみはだれだ?』と大声を上げる。
彼女は答えた。『エイブリー・ダニエルズよ』
テートはエイブリーにキャロルのことを問い詰め
エイブリーは飛行機事故で死んだと答えたうえで
座席を替わりマンディを抱いて逃げたことを打ち明けた。
テートはエイブリーが言うことを理解できないまま
事の真相を打ち明けるように迫る。
エイブリーは動くこともしゃべることも出来ないまま
自分の顏を奪われてキャロルの顏を押し付けられる恐怖を
訴えたくても訴える力がなかったとテートに答えた。
テートはまるでSFのようだと呟きながらも
キャロルを騙っていた理由が知りたいんだと詰め寄る。
エイブリーはキャロルでいなくてはならなかった理由として
集中治療室へ侵入して何者かが呟いたテート暗殺計画を打ち明けた。
そのうえでエイブリーはテートに暗殺者が
家族の中に潜んでいると付け加えて話した。
そしてキャロルしか近づけない場所に隠されていた
殺人計画のメモをスーツケースの中から取り出しテートに見せる。
テートはメモを一枚一枚確認してエイブリーに
キャロルが共犯者だったのかと尋ねるが
政治に無関心なキャロルの殺意が見つからない。
エイブリーは政治とは無関係で個人的な恨みだと告げたうえ
テートにキャロルを紹介した人物を尋ねた。
『ジャックだよ』テートは肩をすくめながら答える。
法律事務所に社員として応募して来た
キャロルをテートに会わせたのは兄のジャックだった。
エイブリーはジャックを疑っていたが
確信が持てないためその話には触れなかった。
そのうえでキャロルが万全を期してコーチされていた推測を話す。
テートはキャロルの履歴書も完璧で
タイプもできたことからエイブリーの推理に耳を傾けるが
証拠があるんだろうねと尋ね、腕組みをしていた。
エイブリーは自分にはないけど
テートの母ジーが証拠を持ってると打ち明ける。
思いもよらない言葉にショックを受けるテート。
エイブリーはジーが持ってるキャロルの
秘密書類を私も見たと言いながら話を続けたーー。
『お義母さまは私をキャロルだと思い込んで
あなたを幸せにしなかったら公表すると脅かしたの』
テートはなぜそのような事をするんだと尋ねる。
エイブリーは『あなたがまた奥さんを愛し始めたと思ったみたい』
意味ありげな視線をテートに送りながら
『昨晩の経験からすると、私もそう思ってしまいそう』
テートは『昨日のことは忘れるんだ!』と
エイブリーに言いながら怒ってそっぽを向いてしまった。
エイブリーはテートを傷つけたくなかったが
キャロルがトップレスダンサーで売春婦として
逮捕されたことも打ち明ける。
その後二人は激しくののしり合うが
エイブリーは明日の投票日に犯人が実行すると言い切る。
テートは最後まで家族の誰かが
自分を暗殺するという計画を信じられずにいた。
コピーフェイス原作結末に向かうネタバレは?
一方、ヴァンはビデオ捜査を続けながら
ようやく目当てのシーンに辿り着くーー。
それはヴァンが3年前にワシントン州のNBC支局で
働いていた時に撮って見ていたテープだった。
そして4本のうち、最もわかりやすいテープをヴァンはダビングした。
テープをダビングする20分の暇が出来たヴァンは
ホテルに滞在するエイブリーに電話を入れるが
フロントは繋ぐことが出来ないという。
エイブリーは上院議員候補の妻キャロルになっていたので
ホテル側も投票日を明日に迎えて厳重体制だった。
諦めたヴァンはアイリッシュに電話を入れるが
何度コールしても繋がらない。
ヴァンは考えた末にダビングしたテープを
私書箱に投函して自宅に戻って来た。
ヴァンはビールをちびちび飲みながら
秘密を解く鍵のテープを再びスクリーンに映し出す。
もう一度アイリッシュに電話を入れるヴァン。
ベルが5回鳴ったところで電話が切れ
不思議に思ったヴァンが振り向くと
手袋をした手がボタンを押さえていた。
男はヴァンに言った。『面白かったよ、ラブジョイさん』
その瞬間、ヴァンはピストルで頭を打ち抜かれていた。
投票日の朝、アイリッシュは
ヴァンに電話を入れるが、いっこうに返事がない。
アイリッシュとエイブリーも電話を入れ合うが
エディが内線を取った為、互い違いになってしまう。
エイブリーはホテルで待ち合わせしている
ヴァンを捜しまわるが、やっぱり見つからない。
その頃、イライラしていたアイリッシュも
エイブリーがいるホテルに足を向けていた。
エイブリーはある考えを思いつき
ファンシーに私書箱の住所を教えたうえ
投函されているビデオテープを取って来てほしいと告げる。
ファンシーはエイブリーの様子から
大事な要件だと認識して私書箱の住所に向かった。
一方、ホテルに到着したアイリッシュは
人込みの中をかき分けながらエイブリーの部屋に向かう。
そんなアイリッシュにごった返す中から
誰かが彼の腕に触れて『やあ』と言った。
男は続ける『アイリッシュ・マッケイブさんですよね
エイブリーが捜してます。一緒に来て下さい。』
アイリッシュは男に導かれながら
ホールを通り、業務用のエレベーターのところへ出る。
中に入ると、ドアがするりと閉まった。
アイリッシュはその瞬間に男が
彼女の本当の名前を言ったことに気付いた。
『知ってるんですね?』と尋ねるアイリッシュ。
男は『ええ、知ってます』と微笑しながら答え
彼にピストルを向けて銃弾を発射した。
男は一番下の階まで行くと
床に倒れたアイリッシュの体を引きずり
自動販売機がある狭いアルコープに打ち捨てる。
その頃、テートはデッカーとの投票選にわずかながらリードしていた!
エイブリーは周囲の興奮に、はしゃぐマンディを
家族が投票選に集中できるようにベビーシッターに預ける。
そんな中、エディが部屋にいたテートのところに飛び込んで来る。
エディは有利な展開から階下へ行こうと誘うが
テートはデッカーの敗北宣言を見届けると言い放つ。
その時だった、ネルソンが歩み寄って来て
テートと握手しながらこう言った。
『よくやった。これでお前に対する私の期待は実現された』
テートはネルソンに『ありがとう、父さん』とお礼を述べ
母のジーと兄のジャックも大喜びする。
テートはエイブリーに視線を送りながら
『ぼくは信頼するに足るものは信頼する』と言った。
エイブリーを除くラトレッジ家のみんなが喜ぶ中
ボランティアのひとりが宴会の準備完了を伝えに来るーー。
その頃、ファンシーは寄り道したバーで
知り合ったジョンからモーションをかけられていた。
ファンシーはキャロルのことを思い出し
ゆきずりのジョンに捨て台詞を残しバーを後にする。
ファンシーが急いでホテルに戻ってきた頃
客間の電話が鳴り響いて、部屋中が緊張に包まれた。
エディが電話を取った相手はデッカー議員だった。
テートは丁重にデッカーにあいさつをして受話器を置き
家族にテキサス州の上院議員になったと告げた。
エイブリーはテートの勝利に喝采を送りたかったが
暗殺計画の実行を拭いきれず恐怖で全身の震えが止まらない。
エイブリーはテートにシルバーグレーの男を見かけたから
階下には行かないでほしいと涙をためて懇願するが
テートはエイブリーに信じられる理由を尋ねる。
エイブリーは言う。『あなたを愛しているからよ』
病院で動くこともしゃべることもできない頃から
あなたを愛しはじめたのとエイブリーは打ち明けた。
キャロルの身代わりになろうとしたのは
愛していたゆえに守りたかったのと続けて言った。
テートの肩を両手でつかんで訴える
エイブリーの目には涙があふれているーー。
テートは少し戸惑いを見せるが
エイブリーにも早く来るようにと告げ
呼びにきたエディといっしょに階下へ向かう。
エイブリーは二人のあとを追い
ごった返す廊下でファンシーに呼び止められる。
エイブリーはあまりにも遅い
ファンシーに愚痴を言いながら
私書箱に入っていたビデオテープを受け取る。
二人はエディに早く来るように言われるが
エイブリーは部屋に戻る。
さっそくヴァンのテープをビデオに映し出すエイブリー。
ビデオに映し出されたのは、
軍事的な活動をする白人至上主義者のグループだった。
グループのメンバーたちは未開の森林の奥にある基地で
異人種を全滅させアメリカ国を乗っ取る計画を練っていた。
エイブリーは慎重に映像を診ていたが
ヴァンにテープを送ろうと決心させた
決定的な手がかりはなかなか見つからない
エイブリーはもう一度テープを巻き戻し
一人ひとりのメンバーの顏をチェックする。
司令官が大声でたわごとを吹き込む場面で
ヴァンのカメラがスームイン。
それを見たエイブリーは、息が止まりそうになる。
エイブリーは坊主頭でカムフラージュ用の化粧を施してるが
何カ月も一緒にいた男を一目でわからないはずがないと思った。
男は憎悪に満ちた顔で『やつらを殺せ!』と叫んでいたのだ!!
突然ドアがパタンと開き、ジャックが部屋に入って来た。
エイブリーはテープを止めて
ベッドから飛び降りジャックの名前を叫ぶ。
ジャックはエイブリーに呼びに来たと告げたうえ
きみが僕の気を引いたためテートとドロシーの
関係がダメになるところだったと詰め寄る。
エイブリーは一生懸命あやまり
ジャックにエディを選挙参謀にするため
ラトレッジ家に連れて来た人物を尋ねる。
ジャックは唖然とした表情で答えた『父だよ』。
コピーフェイス原作結末はいかに?
その頃、テートはステージに上がり
有力な支持者たちと握手をしていた。
シルバーグレーの男は揺れ動くプラカードの陰に身を潜める。
一方、弟テートの命が危ないと聞かされたジャックは
エイブリーとともに階段を駆け下りていた。
息を切らしながら宴会場に辿り着くエイブリー。
エイブリーは死にもの狂いで
群衆の中に飛び込みテートの元へ向かう。
そして必死にエディを捜しまわる。
エディは演壇の後ろで、ネルソン、ジー、ドロシー
ファンシーの四人を並ばせているところだった。
ようやくジャックが追いつき
エイブリーに向かって『キャロル!』と叫ぶ。
エイブリーはジャックに助けを求めて
群衆の中を押し出してもらい人込みから飛び出し
狂ったように両手を振り回し大声でテートに呼びかける。
エイブリーは演壇の端のテキサス州
旗に隠れているシルバーグレーの男を発見!!
エイブリーは叫んだ『だめ!テート!』
ジャックにお尻を押された
エイブリーは階段をよろめきながら
駆け上がりもう一度『テート』と叫ぶ!!
テートは振り返りエイブリーに手を差し伸べる。
エイブリーは突進していったが
行先はテートのところではなかった。
エイブリーの目はテートの敵に注がれ、男もエイブリーを見る。
エディは上着からピストルを取り出すと
テートの後頭部に狙いを定めた。
エイブリーはテートに飛びついて跳ね飛ばし
その瞬間、エディの銃弾はエイブリーに命中した。
エイブリーはテートの腕に倒れ込み、会場は恐怖におののく。
エディはネルソンと目が合った瞬間
二発目の銃弾を額にぶち込みネルソンは即死する。
狂乱状態となった観衆の中に飛び込むエディ。
テキサス州の旗がひらりと動き
その陰から男が歩み出て隠し持っていた
ピストルをエディの頭に向けて発射した!
エディ・パスカルの頭は銃弾に当たって吹き飛ぶ。
エイブリーの耳に遠くから声が聞こえてきた。
『ブライアン!なんてこと。ブライアンじゃないの!』
エイブリーの病室にはテートとジー
ブライン、ジャックとその家族が集結していた。
テートを殺害しようとしていたエディに
銃弾を放ったのはFBIスペシャルエージェント
ブライアン・テートだったのだ。
ブライアンは空軍大佐だった
ネルソンの親友でしてしたが韓国から先に帰国。
ネルソンから頼まれジーのようすを
定期的に見に行くうちに恋に落ちてしまったのです。
二人の愛の結晶として生まれたのがテート・ラトレッジであり
ジーは帰国してネルソンにすべてを打ち明けます。
ネルソンはジーにブライアンやテートと一緒に
家を出ることがあったら二度とジャックに
会わせないと最後通牒を出したうえでジーの不貞を許しました。
そしてテートを自分の子供として育てると、ジーに約束したのです。
ジーはブライアンを愛してましたが
心にもない情事という言葉を手紙に綴って別れました。
ブライアンは絶望して危険な海外任務に志願!
任務中に飛行機がエンジントラブルを起こし
そのまま海に墜落してしまいます。
ブライアンはジーなしに生きていくくらいなら
このまますぐに死んだほうがましだと思いましたが
運命のいたずらにより無事救出されます。
その後、FBIが接触してきて、ブライアンは現在の任務につきます。
ブライアンはFBIになってからも
ベトナム戦争に駆り出されたテートをつけまわしていた。
ブライアンはジーとテートと離れ離れになっても
二人のことは片時も忘れたことがなかったと二人に言います。
そのうえでブライアンは最初の任務で
白人至上主義者のグループに潜入捜査したとき
エディ・パスカルに出会ったと打ち明ける。
そしてネルソンがエディに接触して
磨き上げPRとコミニュケーションを特訓!
選挙参謀としてテキサスに連れて来たと
結論付けテートに打ち明ける。
テートはネルソンが自分を殺害することが理解出来なかった。
ジーはネルソンが苦しめたかったのは自分の方だと口を開く。
そのうえで人生最大の大勝利に酔ってる
喜びの瞬間にあなたの殺害を見せることで
私に最大の罰を与えようとしていたとテートに言った。
暗殺計画のすべてはジーの不貞が許せなかったネルソン。
ネルソンがエディとキャロルを抱き込み
テートの死によってジーに罰をあがなおうとさせた
ネルソンの長年に至る壮大な陰謀だったのだ。
ジーはエイブリーの手を取りながら非難したことを
丁寧に謝罪しテートを守ってくれたことに対しお礼を述べた。
ブライアンはエイブリーにヴァンの死を悼み
アイリッシュの容態を尋ねる。
エイブリーは涙に溢れた目でにこっと笑い
集中治療室にいるが回復に向かってますと言った。
アイリッシュは皮肉なもので
心臓発作のおかげで助かっていたのだ!
エディは発作が起きたアイリッシュを
エレベーターから引きずり出したが
彼が死んだかどうか確認していなかった。
その後、ジーはブライアンに腕を支えられ
ジャックやドロシーたちとともに部屋を後にする。
みんなが出て行ったあと、テートとエイブリーは二人っきりになる。
テートはエイブリーに番組を作るにあたって
頼みがあるというが、エイブリーは作る気はないと言う。
そんなエイブリーにテートは『政治家としての
キャリアを嘘でスタート出来ないよ。エイブリー』
初めてテートに本当の名前を呼んでもらったエイブリーは
びっくりしながらも嬉しい気持ちだった。
しばらく見つめ合うエイブリーとテート。
テートはエイブリーにすべてエディの仕業だと思われてるので
ジーのためにもネルソンが画策した陰謀は伏せてほしいと願い出る。
エイブリーは承諾するが番組はつくらないと言い張る。
テートは言い放つ。『いや、作るんだ』
エイブリーは泣き出しそうな顏をして怒り
名声や成功のためにあなたを利用したと
思われるのが耐えられないとテートに訴える。
テートは『今のぼくは信じるよ。ぼくを愛してるからなんだね』
エイブリーはテートの髪に触れながら呟いた。
『そう、愛してるわ、テート。自分の命よりずっと』
『わかってるよ』テートは閉じていた瞼を開けて答えた。
退院したエイブリーはテートと娘と一緒に暮らす
ジョージタウンの広々としてリビングで
自分が制作したドキュメンタリー番組を見ている。
エイブリーは一般のひとたちにも
異様な事件についての真相を知ってもらいと
テートに説得され番組を作っていたのだ。
ドキュメンタリーが終了すると画面には
『ヴァン・ラブジョイの思い出に捧げる』と書いてある。
エイブリーは遠くへ来たため、
なかなかヴァンの墓参りに行けないので
作品を見ることがせめてもの感謝のしるしだと心に思う。
ネルソンの陰謀は家族たちの人生に黒い影を落とした。
ジャックは今もなお、父親への幻滅を克服できないでいる。
テートは育ててくれた父ネルソンと
本当の父親のブライアンを断固として分けて
考えようとしていたが複雑な心境で悪戦苦闘していた。
ジーと結婚して幸せにしてくれたブライアンには感謝してるが
お互いおおっぴらに親子として認める気にはどうしてもなれないでいる。
テートは今も昔も支えてくれてる妻のエイブリーに
あふれる情熱と愛を込めて熱い口づけをした。
エイブリーは言う。『私の顏を見て。あなたには誰が見える?』
テートは答えた。『ぼくの命の恩人。マンディを情緒障害から
救ってくれた女性。おなかにぼくの赤ちゃんがいる女性』
妻のふくらんだおなかを熱っぽく抱擁しながら
テートは続けて言う。『ぼくが命よりも愛してる女性』
エイブリーは不満そうに言う『違うわ....』
テートは答えた『エイブリーが見えるよ』
コピーフェイス 最終回のネタバレと結末を予想?
サンドラ・ブラウンさん原作『私でない私』を長岡沙里さんにより日本語翻訳された
『コピーフェイス~消された私~』
ドラマ10『コピーフェイス』の5話が終了して
遂に来週の12月23日(金)には最終回を迎えます。
ドラマコピーフェイスの5話では
洋人(玉木玲央)に正体を暴かれた芙有子(和花)
芙有子(和花)は柊二(佐藤隆太)を犠牲にすると
洋人から脅かされてしまいます。
芙有子(和花)は柊二を愛するがゆえに決断!
義父弘明(寺田農)や義母佐枝子(田島令子)
そして柊二たちに自ら芙有子ではないと告げたうえ
広沢和花であると打ち明けます。
そんな和花(栗山千明)は佐枝子が弘明に
柊二を病院から解放してやってほしいと懇願する姿から
二人の間にある暗い闇に真実が隠されてると気付きました。
原作での結末のネタバレは先に記述させて頂いた通り
暗殺を画策していた陰謀者父のネルソンと選挙参謀エディの死!
そして、ブライアンがテートの本当の父親だったと判明!
ブライアンは愛するジーと第二の人生を送り
エイブリーはテートの妻としてマンディの母親になりました。
そしてお腹の中に宿った赤ちゃんと
いっしょに幸せな家庭を築いてハッピーエンドを迎えた。
おそらくドラマ『コピーフェイス』最終回も
和花と柊二が苦難を乗り越え二人は結婚して
ハッピーエンドを迎える結末だと思います。
黒幕に関しては、原作と同じでおそらく弘明でしょう。
但し弘明は原作のネルソンのように柊二の命を狙い
佐枝子に苦痛を与えて復讐を遂げることはないと思います。
但し佐枝子の犯した罪は原作と同じで不貞
柊二は弘明の実の子供ではないでしょう。
まず弘明が考えたのは、実の息子洋人より
他人の子供柊二をわざと溺愛する演技で
洋人に嫉妬心を抱かせた。
柊二に劣等感を抱いていた洋人は焦り
院長として飛躍する為に未承認の薬に手を染める。
次に弘明は芙有子を利用して佐枝子が愛する
柊二と由麻に苦痛を与え建築家の夢を潰してしまった。
このように弘明の陰謀を原作からネタバレ想定しましたが
これでは弘明が築いて来た朝倉クリニックの崩壊に繋がるんですよね。
この辺りを考えると、弘明にとって得策でもないんですね。
ただ、車椅子生活の弘明が、先の短い人生を想定して
すべてを失う覚悟で道ずれ的な目的も含まれてるのなら話は別。
そして5話の放送が終了した時点でも
ブライアンにあたる人物は登場していませんが
6話の最終回ですべてが明らかになる時に登場すると思う。
原作とドラマがどこまで違うのか
コピーフェイスの最終回が楽しみですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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