ツバキ文具店 原作文庫本の最後とドラマ8話最終回結末のあらすじネタバレ感想

一方、守景さんは娘のはーたんを連れて鎌倉を離れる決心！！

鳩子は守景さんに淡い恋心を抱くも
正直な思いを伝えられないまま動揺するばかり……。

そんな中、バーバラ婦人からお花見会が発案され
メインディッシュにパンを作ることになる。

鳩子はパンティーから教わりはーたんと共にパン作りに奮闘！

花見の時間を迎えそれぞれが自己紹介を済ませ
順番が回ってきたパンティーは周囲が驚く告白をする！

その後、鳩子は守景さん親子と共に寿福寺に向かい
亡きカシ子との思いを脳裏に巡らせてしまう。

知らず知らずのうちに涙が溢れてくる鳩子。

守景さんは鳩子にハンカチを手渡し……。

遂に最終回を迎えるツバキ文具店8話で
鳩子と守景さんとの恋の行方は？

そして、最後に鳩子のお母さんは登場するのでしょうか？

ツバキ文具店8話最終回で描かれてるあらすじネタバレを
原作文庫本とドラマとの違いを感想と共に公開！

鳩子が先代祖母のカシ子に書く
ラスト結末での手紙と一緒にご紹介させて頂きます。

ツバキ文具店 8話 最終回 あらすじネタバレ 文庫本とドラマは違う？

亡きカシ子（倍賞美津子）がイタリアに住む
ペンフレンドに送っていた手紙を読んだ鳩子（多部未華子）。

鳩子はカシ子の思いもよらない愛情を知り
ショックのあまり手紙が書けなくなってしまう。

そんな鳩子にバーバラ婦人（江波杏子）が声を掛け
先代のカシ子と仲が良かったことを打ち明ける。

バーバラ婦人の語りと共に
カシ子が亡くなる3日前のシーンが映し出される。

家を出ていった鳩子を思うカシ子に
バーバラ婦人は探してこようかと尋ねるが
カシ子はもう長くないと言って言葉を継いでいく……。

カシ子『私のことは忘れて鳩子には自由に生きてほしい
　　　　鳩子が側にいると思うだけで痛みが消えていくの……』

病室で心の中の鳩子に寄り添われるカシ子。

カシ子はバーバラ婦人に自分が死んだ後
鳩子が鎌倉に戻って来たら温かく迎えてほしい。

カシ子はバーバラ婦人に言葉を託しこの世を去ったのでした。

鳩子は知らず知らずのうちに涙を流し
バーバラ婦人は自宅でのお花見会に鳩子を誘う。

鳩子の幻はしっかりとカシ子の握っていた。

場面は変わり魚福のおばさん（大島蓉子）との入れ違いで
守景さん（上地雄輔）とはーたん（新津ちせ）がやって来る。

はーたんは寂しそうな鳩子に
『さびしいときはね、むぎゅーっするといいの』

そう言って一緒にやろうと鳩子に問いかけ
鳩子の頭を優しくなでなでしてあげるはーたんが可愛い♪

バーバラ婦人は鳩子に花見の日時を伝え
守景さん親子にも声をかけてはーたんは大喜び！！

守景さんは店を見に来るお客さんとの商談から
遅れて参加することをバーバラ婦人に伝える。

守景さんに淡い恋心を抱く鳩子は
正直な思いを伝えられないまま一人で夜に散歩。

偶然にも守景さんに遭遇してしまい
店でワインを飲むことになってしまうが
大丈夫だと強がりを言って酔っ払い大荒れしてしまう。

花見当日を迎え、男爵と白川（高橋克典）が席の準備！

鳩子はパンティーに教わりはーたんと共にパン作りをする。

原作文庫本での鳩子は思いもよらない
パン作りの重労働に腕と腰が悲鳴を上げてフラフラ状態！

パンの生地が膨らむ間、休憩に入り
守景さんが用意してくれた朝ごはんを三人で食べます。

そしてアルミフォイルを開けた瞬間パンティーが一言！

パンティー『あっ、おにぎらず』

鳩子『えっ？何？鬼？』

世間の情報にうとい鳩子はチンプンカンプン（笑）

パンティーに勧められ口にする鳩子は
いろんな味が一回で楽しめるおにぎらずに感心。

パンティーはまるで自分が発明した食べ物のように自慢し
はーたんは会話に参加することなく黙々とおにぎらずを食べている。

そんなはーたんは食後、仏壇の方を指差して鳩子に尋ねる。

鳩子が先代のおばあちゃんだと教えると、はーたんが再度尋ねる。

はーたん『ポッポちゃんのお母さんはいないの？』

鳩子は天国にいっちゃったのと尋ねるはーたんに
会ったことはないけどまだ天国にはいってないと答える。

その後、鳩子は自然な流れではーたんにお母さんのことを尋ね
はーたんは、かーしゃんは天国にいるよと答えている。

そして、ここで初めて『むぎゅーっするといいの』と言って
両手を交差させて自分の体を自分の腕で抱きしめ目を閉じている。

鳩子もはーたんから勧められ
目を閉じ先代と母の思いを脳裏に巡らせるんですね。

そしてしばらくして目を開けると
はーたんが頭を優しく撫でているというシーン。

その後、鳩子は、はーたんを連れて
パンに添える生クリームとベーコンの買い出しに向かう。

はーたんと共にスーパーユニオンに到着した鳩子。

鳩子は、はーたんに欲しい物を尋ねるが
はーたんは何もいらないからと言って早く帰りたがってしまう。

なぜなら、はーたんのお母さんはスーパーで通り魔に襲われたからです。

必要な食材を買った鳩子は自宅に戻り
パンの準備をはーたんと共に完成させるという展開です。

そしてようやくお花見の時間になり
バーバラ婦人の家に周囲の人たちが集まって来るのはドラマと同じ。

ドラマでもテーブルには色々並んでましたが
原作では鳥一のコロッケやベルグフェルドのソーセージ
デザートには麩帆の麩饅頭、松花堂のあがり羊羹が並んでいます。

守景さんから交際を申し込まれた鳩子が結末でカシ子に手紙を書く

花見が始まり原作ではパンティーの音頭で
それぞれが自己紹介を始めますがドラマでは男爵が仕切ります。

その後、原作では順番が回ってきた鳩子が自己紹介を終え
はーたんが好きな食べ物にゆで卵のマヨネーズあえだと紹介を済ませる。

そして順番が回ってきたパンティーが
小学校の先生をしてることを一通り話し終えていきなり告白！！

パンティー『実は私、もうすぐ結婚します
　　　　　　相手の方は、あそこにいる男性です』

この告白は原作と同じで描かれてましたが
ドラマでは男爵が自ら名乗るというシーンでしたね。

その後に白川がゲストハウスの事業を
始めることを報告しましたがドラマオリジナルでした。

そしてドラマでは遅れてやって来た守景さんに
バーバラ夫人と白川が鳩子の切ない心境をさり気なく会話♪

鳩子が代書屋をやめてしまうと守景さんの心を煽って動揺させていました。

守景さんは鳩子に長野行きをやめると言って
鳩子は一安心しながらはーたんに誘われていたサッカーを見に行く。

帰りの道中でカシ子との思い出の寿福寺に立ち寄り
鳩子ははーたんをおんぶしている守景さんの姿を見て
亡きカシ子の思い出を脳裏に巡らせていく。

知らず知らずのうちに目に涙を浮かべていた鳩子は
カシ子の手紙と思い出を守景さんに語り始める。

守景さんは話し終わった鳩子にハンカチを手渡し
カシ子が厳しくすることでしか愛情を表現できなかったんだと鳩子に呟く。

そして中門の前まで行ってから鳩子をおんぶして二人で景色を眺める。

鳩子は守景さんとこの世にいないカシ子に感謝する。

守景さんは鳩子を優しく包み込みながら告白！！

守景さん『これからも僕たちの側にいてくれませんか？』

鳩子は守景さんからの交際申し込みに即答！！

その後、守景さん親子と別れ自宅に戻り
文箱から万年筆を取り出し亡きカシ子への手紙を綴っていく……。

桜の花びらが散り光が差し込み手紙が完成する。

翌日、鳩子は手紙のお墓に向かって代書屋を続けて行くとカシ子に報告！！

そこに新しい依頼人がやって来て鳩子は元気よく迎えた。

ドラマでの結末はこのように日常生活の延長で終わりましたが
原作文庫本では夢の中にファンタジーを取り入れております。

手紙を書き終えた鳩子は全身から力が抜け眠りについてしまう。

夢の中で先代や守景さん、はーたん、バーバラ婦人たちと過ごす鳩子。

そして少し離れた場所に立っている母の気配を感じていた。

かすかな光を感じ夢から覚めた鳩子は思う。

いつか、母にも手紙を書いてみようと……。

ツバキ文具店 the end

ツバキ文具店 8話 最終回 鳩子がカシ子に書いた手紙を文庫本から公開！

おばあちゃんへ

結局、一度たりともあなたをそう呼ぶことはできませんでした。

でも、心の中では、たまにそんなふうに
親しみを込めて呼びかけたこともあります。

毎年春になると、段葛を
八幡様に向かって歩きながらお花見をしましたね。

あなたは、いつも私のことなど振り向きもせず
一心に桜の花を見上げていました。

あの時は、何を考えていたのですか？

半歩先を歩くあなたの手にそっと触れることはできませんでした。

でも、それはあなたも一緒だったのですね。

イタリアの静子さんにあなたはたくさんの手紙を書いて送っていた。

その中には、私のことが赤裸々に綴られていました。

そこには、私の知らないあなたがいた。

あなたは、いつもいつも、私のことを気にかけてくれていました。

悩んだり、傷ついたり、悲しんだり。

そんなこと、あなたはしない人だと思っていたのに……。

でも、そうじゃなかった。

あなたはいつも悩んで、傷ついて、悲しんでいた。

先代というお面の下には、私と似た、人生に悪戦苦闘する
ひとりの頼りない女性がいたということを、

未熟な私は想像すらしませんでした。

最近、あなたが昔よく作ってくれた
キャラメルの味を思い出します。

ストーブの上に練乳を缶ごとのせて作ってくれた、例のあれです。

覚えていますか？私は正直忘れていました。

でも、ひょんなきっかけで思い出したのです。

以来、キャラメルは、ずっと私の口の中にあって
時々落ち込んだ時などに甘い味で私を励ましてくれるのです。

あなたは、病院に入院してからも、
ずっと私が来るのを待っていたのですね。

私はてっきり、あなたはもう二度と
私の顔など見たくないのだと思っていました。

あなたが動かなくなったのも、冬の日でした。

スシ子おばさんから連絡をもらった私は
すぐに鎌倉の駅まで駆けつけました。

けれど急に怖くなってしまい
そこから先へは一歩も進めなくなってしまったのです。

言い訳に過ぎないのは、わかっています。

でも、あなたがいない世界など、信じられなかった。

あなたが死んでしまうなんて、認めたくなかったのです。

でも、そのことを今は悔やんでいます。

あなたの骨を、私のこの手で拾ってあげればよかった。

きちんと会ってお別れをしていれば
こんな宙ぶらりんな気持ちにはなってなかったのかもしれません。

ごめんなさい。

そのことだけを伝えたくて、今、手紙を書いています。

もうすぐ、鎌倉は紫陽花の季節を迎えます。

でも、紫陽花は、花だけが美しいのではないと知りました。

お隣に住むバーバラ婦人が、教えてくれたのです。

バーバラ婦人は、夏になっても
紫陽花の花を切らず、そのまま冬を越しました。

私は、しおれた紫陽花を
ずっとみすぼらしいものだと思って生きてきました。

でもそうではなかった。その枯れた姿がまた、清々しくて美しいのです。

そして花だけでなく、葉っぱも枝も、根も虫にくわれた跡さえ
すべてが美しいということを知りました。

だからきっと、私たちの関係にも
無駄な季節など一切なかったと思うのです。思いたいのです。

さっき、モリカゲさんから帰り道に交際を申し込まれました。

私の文通相手の、お父さんです。

もしかすると、私もまた、あなたと同じように
自分が産んでない子どもを育てるという道を選ぶかもしれません。

寿福寺のお庭、きれいでしたよ。

ぐずる私をおんぶして、あなたはあのお庭を見せてくれたのですね。

あなたの背中の温もりを久しぶりに思い出して涙が出ました。

ありがとう。あの時、伝えられなかった言葉を、贈ります。

あなたは、常々言っていました。

字とは、人生そのものであると。

私は、まだこんな字しか書けません。

でも、これは紛れもなく私の字です。

やっと書けました。

天国では、スシ子おばさんと共に、どうか幸せに暮らしてください。

鳩子より。雨宮カシ子様

追伸。私も、あなたと同じ代書屋になりました。

そしてこれからも、代書屋として生きていきます。

ツバキ文具店 原作文庫本と8話最終回の感想

鳩子のカシ子に対する手紙で結末を迎えるツバキ文具店原作文庫本♪

7話でのカシ子の手紙も感涙しましたが
8話の最終回で鳩子が天国へのカシ子に送る手紙もジーンときました。

あなたの骨を、私のこの手で拾ってあげればよかった。

ドラマでは看取ってあげればに変更されてましたね～。

この一文は違ってましたが
映像が入るドラマではポロりと来ちゃいました。

また鳩子は守景さんに交際を申し込まれ即答！！

誠実な守景さんらしい告白ではありましたが
もう少しロマンティックにしてほしかったのが本音。

ラスト結末もあっけらかんとして物足りなさが残った。

手紙を書き終えた鳩子が夢の中で母を見つけ
いつか手紙を書きたいと思う原作文庫本の
ラスト結末の方が素敵だと思いました。

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